長年アンティーク着物のコレクションをしております。おもに自身で着るためのものですが、なかには我を忘れて飛び付くものもあります。有名なアンティーク着物やさんへ蔵出しをしている業者さんとの長いおつきあいのなかで、これは..と思うものも何点か所有しております。今回の出品は15年ほど前に蔵出しやさんから譲り受けた逸品です。北九州の大富豪だった家からの出品だと伺っています。明治時代、お嬢様の婚礼にあたりあつらえたもので、手彩、刺繍..とその艶やかさに心を奪われます。100年の時を経ても色褪せない斬新さは着物文化ののびやかな芸術性を彷彿とさせます。お手に取って見ていただきたいくらいですが、確認用で多くの写真を掲載したいと思います。帯は西陣に振り袖にあわせて織に出したと伺いました。両方あわせての出品です。ずいぶん悩みましたが、できれば成人式、結婚式等にお召しいただきたいと考えました。お譲りいただいた額はかなりの高額でした。お値下げの交渉はお受けできません。また、高額なものであり、どういうご利用のしかたをなさるかぜひ伺いたいので購入前にご連絡ください。アンティークものとしては見事に美しい状態を保っておりますが、白い部分には点々とした染みがあります。目立ちませんが、それも含めてアンティークとご理解ください。確認用も合わせてご覧ください。